山中温泉 工房めぐり
05 中嶋虎男、武仁[木地師]

5年経験を積んでから、研修所に2年間入ったので、それまでの常識を覆させられるようなことを教えていただいた。カンナの作り方も違う方法を覚えた。カンナは自分で鍛冶をして作るのだが、何本も歯を折ってきた。カンナくずの飛ばし方にもコツがあって、自分の顔をかからないようにする方法も覚えた。厚みを触っただけで分かるようになることが大切。木地を固定するための「はめ」を自分で作ることも重要な仕事です。

一回挽いた後に、一旦寝かせて、動きたい木を動かせた上で、仕上げする。作業所で真空乾燥させるので、その段階で一旦ゼロまで乾燥させるので、工房に持ってきてから、積み上げて水分を吸わせ、水分5〜8%ぐらいまで戻す。木口で木地を取っているので、きれいに積み上げてしまったら水分が抜けない。縦木でとるので、強い。木地を挽いていくと10分の1ぐらいの軽さになる。



◆「はめ」を削るところからスタート
ろくろ仕事の最初ははめを削ることから行う。はめに木地をはめて、ろくろを回転させながら、削ります。外側から行います。

◆仕上げ
次に内側を削り、最後に手づくりの小刀で中面を削ってしあげます。削られた木が舞うように出てきます。

◆作品は町内の商山堂さんや山中漆器伝統産業会館に入っています。

◎プロフィール
中嶋虎男(なかじま とらお)1990年金沢美術工芸大学非常勤講師。1994年日本工芸会正会員、1999年石川の工芸展金沢市長賞受賞、2001年現代美術展北国賞受賞。
中嶋武仁(なかじま たけひと)1969年山中町生まれ。1991年中嶋虎男氏に師事、1999年石川県挽物轆轤技術研修所卒業。1999年第46回日本伝統工芸展初出品初入選。


中嶋虎男、武仁[木地師]
加賀市山中温泉菅谷町へ-228    〒922-0139
TEL 0761-78-0990 FAX 0761-78-0977
<見学可能時間> 10:00〜18:00
※事前に電話の上お越し下さい。
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