山中温泉 工房めぐり
23 佐竹清光[漆の小物]
障害者用のスプーンで注目を集める
一人ひとり障害の程度が異なるので、3度も4度もやり取りして、その方のニーズに応じた道具に仕上げるので、そんなにたくさん作れるものでもない。
「いやしスプーン」
一つひとつ異なる形状のスプーンを材料を割った時にできる偶然の形を活かして作っている。同じ形のものはありえない。
「小判型の箸」
楕円形をした箸は工業的には作れないと言われており、挑戦している。共木なので、一緒にして仕上げている。要望は多いのだが、沢山は作れない。

手づくりの作品も作っていることで、お椀でも買っていただけることが多い。

◆ニーズや素材に応じて考える
独学で考え出した加工の仕方であり、作り出される道具も同じ機能を想定していても素材によって形が異なる。


●桜の枝の部分を活かして作る酒器
木を全て活かしたい、自然の造形を活かすことができないかと考えた。木の中をくりぬいて、皮を活かして作る。

●耳かきとか焼酎マドラが人気
焼酎マドラは梅干をつぶすことができるように先端部分にくぼみをつけて、梅干を捉えやすくしてある。


◆木を使い尽す
材木として使われる木の切れ端でも、加工の仕方次第で、価値を生み出します。端材の形状に応じて活かし方を考える、それがこの創作活動の楽しみである。

◆会社の横に建てられた小屋が創造の現場だ。

◎プロフィール
佐竹清光(さたけ きよみつ)昭和20年福井県永平寺町に生まれる。結婚を機に漆器業に就く。平成に入り、漆器販売のかたわら、創作を始める。平成9年作業小屋を作り、「工房清光」と名付ける。平成10年、スプーンにて意匠登録される。平成12年沖縄サミットのメイン晩餐会において、栗造りトレイが使用される。平成12年「和の雑貨とインテリア」(マガジンハウス)に掲載される。

佐竹清光[箔工芸]
加賀市山中温泉上原町ヨ333   〒922-0106
TEL 0761-78-3757 FAX 0761-78-3757
<見学可能時間> 10:00〜18:00
※事前に電話の上お越し下さい。
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